2023年12月04日
〈取扱い説明〉ヤスダワークス レースホルスター
この度は「ヤスダワークス レースホルスター Ver.1」をお買い上げいただきありがとうございます。
今現在はハイキャパ用のみ販売となりましたが、今後はグロック用やその他モデル用も販売しようと画策中ですのでご期待ください!
基本的にはこの記事にて他モデル用も取り扱い方法は同様になる予定ですが、異なる場合は追記や他記事にて対応したいと思います。
では早速取り扱い方法に入っていきます!
1.3Dプリンタ製であることについて
この製品は3Dプリンタにて制作したものであるため、基本的な素材はPLA樹脂となっております。
そのため一般的に販売されている金属製のレースホルスター等に比べ、過度な衝撃や熱には弱くなっております。
詳しく説明しますと、今回使用しておりますフィラメントメーカーの説明では熱変形し始める温度が58C°であるため、夏場にエアコンが掛かっていない車内等に放置しますと熱変形が起こる可能性がございます。以前私のパーツを提供した方の意見によりますと、炎天下の野外で長時間使用すると違和感が出てくることがあるとのことです。
対衝撃性についてですが、今回のホルスターは数百回私自身がドロウを行い実際にJSC等の競技で使用した結果実用に耐えうると判断し販売に至っておりますので、ある程度の耐久性はあると自負しておりますが、樹脂製・3Dプリンタ製であるため過度な衝撃は他の金属製レースホルスターには劣る部分がございます。また、本製品特有の耐久性が劣る部分もあるため以下記事にて説明いたします。
また、同じ設定で出力しているとはいえ個体差でバリ等が出ることがあり、数か所やすり掛けを施している場合がありますご了承くださいませ。
2.ダミースクリューの削り落としについて
すみません!なるべく鉄砲に対する加工はなくしたかったのですが、鉄砲を収めた際のがたを少なくするために、ホルスターの面取り加工を除いた結果、ハイキャパのみグリップのダミースクリュー部分を上記写真のように削るorカットしないとスムーズに抜き差しできないようになってしまいました。
次回生産分よりこの部分は調整予定ですm(__)m
3.内容物
内容物はホルスター本体とM4のナイロンねじになっています
M4のナイロンネジは
本体中央のM4のネジ穴に入れていただくことでハンドガンを収めた際のがた取りと、銃口が本体側に向くことでの引っ掛かりを防止する目的がございます。少し長いものを付属していますので、ご自身の鉄砲に合わせてカットしてお使いください。
4.各部調整機構について
こちらが「上下」の調整機構になります。必ず2本のネジを十分に緩めてから稼働させてください。
また個体差によりベルトバックル部分と上下調節機構の動きがなめらかでない場合は、間に細いマイナスドライバ等を差し込むことで外せます。
こちらが「左右スイング」機構になります。先に申し上げますとこの部分が本製品一番壊れやすい部分となっているため取り扱いに注意してください。
調整する際は「必ず2本のネジを同時に緩め」締めこむ際も「2本同時に」行ってください。
3Dプリンタの積層方向がや無負えず弱い方向になっているため片方を先に締めこむことでこの部分が折れる場合がございます。
こちらが「前後スイング」調整機構になります。基本的には「左右スイング」機構と取り扱い方法は同じになります。
積層方向が弱い部分がありますのでこちらもお気をつけください。
こちらが「体に対しての開き角度」調整機構となります。
こちらはアルミ棒に対してナットを仕込んだ基部を締めこむことにて調節しています。
調節する際は上下いずれか一方のネジ2本を均等に締めることで固定してください。
※基本的には各部ネジを締めこんでいき、簡単には動かなくなってからの「増し締め」は30度ほどにとどめてください。樹脂であるため弾性によりその程度の増し締めで基本的には固定できます。過度な「増し締め」は破損に繋がります。
5.ベルトへの取り付け
ベルトに取り付ける際はこちらの6本のネジを緩め、分解したバックル部分をベルトへはめ込んだ後再度ねじ込むことで固定できますが
私の使用しているミルフォースのシューティングベルト(幅40mm)に対しては分解せずにベルトに通すことができることを確認しています。
逆に40mm以上のシューティングベルトに対しての装着は出来ません。
6.フルロック機構について
フルロック機構はホルスターにハンドガンを収めた際に不意な衝撃でハンドガンが落ちないようにロックする機構になりますが、本製品に関しましては上記写真1枚目から2枚目の状態にすることによりロックできます。
ネジが回りにくいようにはしていますが、フルロック機構が硬すぎたり、すぐに動いてしまう場合は固定している2本のネジを調整してください。
7.抜き心地の調整について
本製品は二つのロック機構にてハンドガンを固定していますが片方のロック機構を調整することで抜き心地を調整することができます。
ホルスタ本体上記写真部分のネジ3本を外すと
このようになっています。
まず調整の一つ目ですが、こちらのばね部分に厚紙やプラバンにて詰め物をすることで抜く際の「硬さ」を調節することができます。
またばねの裏にありますロック機構を上記写真左の物のようにやすり等でなめらかにすることで抜く際の「なめらかさ」を調整することができます。
加えて、新品のハイキャパのグリップですと角が立っておりロック機構が引っかかる場合があります。
その場合は上記加工に加えて…
写真の指し示す場所をヤスリで削ることで調節できます。
なるべくそのままで使えるように調整はしていますが、個体差で引っ掛かりが出る場合があります。
その場合はお試しくださいませm(_ _)m
こんなところでしょうか!長々と書いてしまいましたが、このホルスターは私が始めた中学生のころにこんなホルスターがあったらなという思いから作りました。そのため他のレプリカホルスターよりも抜きやすく、比較的安価であることを目標に制作し始めましたが、実際に作ってみるとなかなか一筋縄ではいかない部分もありましたが何とか形にはなったかなと思っています汗
3Dプリンタを用いたことで調整や扱いに少々難があるものになってしまいましたが、このホルスターを使い、JSC等を始めて下さる方がいたら嬉しいです。
何かご要望等ありましたら私のX @nekonomiffy0624 までお問合せ下さいませ。
ではでは…
Posted by yasuda at 13:37│Comments(0)